市営の合同火葬
セキセイインコを名古屋市の八事斎場(1,100円)で見送った
70代女性・一人暮らし(モデルケース)
この記事は、実在する自治体の制度・料金と一般的なサービスの流れにもとづいて編集部が構成したモデルケースです(特定の個人の体験談ではありません)。
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10年間の話し相手
毎朝「おはよう」と返してくれたセキセイインコでした。一人暮らしになってから10年、朝一番に声をかわす相手はいつもこの子でした。夫を見送ってからは特に、この子の存在が日々の張り合いになっていました。ある朝、止まり木の下で冷たくなっているのを見つけて、頭が真っ白になったまま、まず息子に電話をかけました。
息子が調べてくれた八事斎場
電話口で息子が調べてくれたのが、名古屋市の八事斎場でした。金魚や昆虫まで、ほぼ全ての動物を受け入れていて、5kg未満は1,100円。予約も不要で、1月1日以外は毎日受け付けているとのことでした。息子が「母さん、こんなところがあるんだよ」と教えてくれたときは、少し驚いた様子でした。年金暮らしの身には、この金額のありがたさが正直、身に沁みました。
紙の箱に入れて
決まりに従い、紙の箱に入れてひもで十字にしばりました。羽根を2枚だけ、こっそり形見に取っておきました。タオルなどの布類は受付で取り出す決まりだったので、代わりに薄紙だけを敷いて持って行きました。息子が車で斎場まで連れて行ってくれたので、一人で抱えるより気持ちが楽でした。年を重ねてから頼ることが増えた息子に、あらためて感謝した一日でもありました。
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受付での一言
「長生きでしたね、大事にされたんですね」と受付の方に声をかけていただき、それだけで胸のつかえがすっと下りました。合同火葬のためお骨は残りませんが、その一言があったことで、私にとっては十分な見送りになりました。淡々とした手続きの中に、こうした気遣いがあることに救われました。一人で来ていたら、涙が止まらなくなっていたかもしれません。
いま
取っておいた羽根は小さなガラスのチャームに入れて、鏡台の前に置いています。朝はやっぱり、誰もいない部屋に向かって「おはよう」と声をかけてしまいます。それでいいのだと今は思っています。息子には「無理に新しい子を迎えなくていいから」と言われていますが、少しずつ考えていくつもりです。一人暮らしになってからの10年間、この子がくれた日々の温もりを忘れることはありません。年を重ねた今だからこそ、あの10年間の重みをより深く感じています。
このケースでかかった費用
- 名古屋市・八事斎場(5kg未満)
- 1,100円
- 羽根を入れたガラスチャーム
- 約2,000円
合計 約3,100円
自治体の料金は 名古屋市の制度ページ(公式出典つき)に基づいています。
このケースで使われた供養の道具
道具の選び方はお見送りとご供養の道具にまとめています。
この記録からの学び
羽根や毛は火葬前に取っておくと、あとで形見になります。名古屋市のように、金魚や昆虫まで含めてほぼ全ての動物を安価に受け入れる公的施設もあるので、まず調べてみる価値があります。
お骨を残したい・すぐに相談したい場合
多くの社で電話相談・見積もりは無料です。
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参考動画
個別葬の広がりと訪問火葬の様子を伝えるニュース特集(外部のYouTube動画です)
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