民間の個別火葬(返骨あり)
リクガメの個別火葬。甲羅があっても、お骨は残せた
40代夫婦(モデルケース)
この記事は、実在する自治体の制度・料金と一般的なサービスの流れにもとづいて編集部が構成したモデルケースです(特定の個人の体験談ではありません)。
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ゆっくり生きた子
ヘルマンリクガメ、体重2.5kg。カメの時間はゆっくりと流れるもので、15年一緒にいても「まだまだこれから先は長い」と根拠もなく思い込んでいました。だからこそ、その日が来たときの実感の薄さに戸惑いました。毎朝、日光浴用のライトの下でじっとしている姿が、我が家の日課そのものでした。
3社に断られて、4社目
「カメはお受けしていません」という返事が3社続き、正直かなり気持ちが折れかけました。断られるたびに、この子をどう見送ればいいのか分からなくなり、不安ばかりが募りました。4社目でようやく「リクガメの実績あります。甲羅があるので通常より時間をいただきますが、お骨もきちんと残せますよ」と言ってもらえ、ほっとしたのを覚えています。追加でかかる時間の分、通常より3,000円ほど高い15,000円でした。夫婦で手分けして何社にも問い合わせた甲斐があったと、心から思いました。
火葬の待ち時間
通常1時間のところ、この日は2時間近くかかりました。待合室で、甲羅の成長線の話を担当の方として過ごす時間になりました。「この線の数だけ、この子は生きてきたんですね」という言葉が印象に残っています。待ち時間の長さも、ゆっくりお別れをするための時間として受け止められるようになりました。
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残った甲羅と骨
甲羅の一部と、しっかりとした足の骨が残りました。「カメちゃんは骨格が立派なんです」という言葉どおり、想像していたよりずっとしっかりした形で戻ってきました。何度も断られた末にたどり着いた業者だったので、その仕上がりを見て自然と涙がこぼれました。
いま
骨壺は少し大きめの4寸のものを選びました。日向ぼっこが好きだった子だったので、窓際の日の当たる棚に置いています。断られ続けた時間も、今振り返れば必要な過程だったと思えます。15年という長い時間を一緒に過ごせたことを、夫婦で何度も語り合っています。ゆっくりとしたカメの時間に寄り添った15年間は、私たちにとってかけがえのないものでした。
このケースでかかった費用
- 個別火葬(リクガメ・時間加算あり)
- 15,000円
- 4寸骨壺
- 約3,500円
合計 約18,500円
このケースで使われた供養の道具
道具の選び方はお見送りとご供養の道具にまとめています。
この記録からの学び
カメは断られることも珍しくありません。最初から数社への確認を前提にしておき、通常より時間と料金が加算される可能性も見込んでおくと、心の余裕を保ちやすくなります。
お骨を残したい・すぐに相談したい場合
多くの社で電話相談・見積もりは無料です。
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参考動画
個別葬の広がりと訪問火葬の様子を伝えるニュース特集(外部のYouTube動画です)
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